使うAI研究所

AIを“使う側”に回る、非エンジニアの実践ログ

【実体験】非エンジニアの私が、AIで自分専用の秘書を作った話|どこまでできる?

【実体験】非エンジニアの私が、AIで"自分専用の秘書"を作った話

「AIで業務効率化ツールを作る」——副業まとめの記事で、私はこれを「いちばんハードルが高い」と書きました。

でも同時に、こうも書きました。**「ここを越えられる非エンジニアは、まだ少ない。だからこそ価値がある」**と。

この記事は、その続きです。プログラミングをまともに勉強したことのない私が、AIの力を借りて「自分専用の秘書」を作って、いまも毎日使っている——その全部を、盛らずに正直に書きます。

先に言っておくと、私はエンジニアではありません。だから「すごい技術の話」は出てきません。出てくるのは、つまずいて、やり直して、それでもなんとか形になったという、わりと地味な話です。

でも、だからこそ「自分にもできるかも」と思ってもらえたら嬉しいです。では、スタートです。


そもそも「自分専用の秘書」って、何?

最初に、何を作ったのかをはっきりさせておきます。

私が作ったのは、**毎日の段取りや作業を任せられる「AI秘書」**です。具体的に、いま任せていることはこんな感じです。

  • 今日やることの整理と、進み具合の管理
  • SNS(XとThreads)の投稿の下書きづくりと、予約のセット
  • このブログの構成を一緒に考えること(この記事も、まさにそうです)
  • 調べものや、画像づくりの手伝い

ポイントは、一回きりの「質問して答えてもらう」じゃないところです。過去のやり取りや決めたことを覚えていて、「前にこう決めましたよね」と文脈をふまえて動いてくれる。いわば、自分のことを分かっている専属スタッフが一人増えた感覚です。

これを、月数万円の人を雇うのではなく、AIで実現した——というのが、今日の話の中身です。


なぜ作ろうと思ったのか

きっかけは、シンプルな悩みでした。

副業をいくつも掛け持ちしていると、「やること」が頭の中で散らかるんです。SNSの投稿、ブログ、調べもの……一人で全部抱えていると、抜け漏れるし、何より「考えることが多すぎて疲れる」。

最初はAIに、その都度チャットで相談していました。でも毎回ゼロから状況を説明するのが面倒で。「だったら、私のことを覚えていて、勝手に段取りしてくれる相手がいればいいのに」と思ったのが始まりです。

人を雇うほどの予算はない。でも、自分の手は2本しかない。その間を埋めてくれたのがAIでした。


どうやって作ったのか(非エンジニアの正直な手順感)

ここがいちばん気になるところだと思うので、できるだけ正直に書きます。

結論から言うと、専門知識ゼロから「いきなり完璧なもの」は作れませんでした。 私がやったのは、もっと泥くさいことです。

① まず「小さな1つ」から頼んだ

最初から「全部やってくれる秘書」を目指すと、確実に挫折します(私は一度しました)。

なので、いちばん面倒だったこと1つから始めました。私の場合は「今日のやることリストを整理してもらう」。それだけ。これくらいなら、AIに普通の言葉でお願いするだけで形になります。

② 「覚えておいてほしいこと」を書き溜めた

次にやったのが、自分のルールや決めごとを、AIが読めるメモにしておくことでした。

たとえば「投稿はこういう言葉づかいで」「この情報は外に出さない」みたいな自分ルール。これを一度きちんと書いておくと、毎回説明しなくても、それをふまえて動いてくれるようになります。ここが「ただのチャット」と「自分専用の秘書」の分かれ目だと、やってみて分かりました。

③ うまくいかないところを、その都度直した

そして、これがいちばん時間がかかりました。

思った通りに動かないことは、しょっちゅうあります。指示が曖昧だと、AIも見当違いのことをする。そのたびに「いや、そうじゃなくてこういうこと」と言い直して、覚えてもらう。この地道な調整の積み重ねが、結局いちばん大事でした。

専門用語で言えば設定ファイルがどうこう、という話になるんですが——正直、私もそこは最初ぜんぜん分かっていませんでした。分からないことは、AI自身に「どうすればいい?」と聞きながら進めたんです。先生に教わりながら、その先生を育てている、みたいな不思議な感覚でした。


正直に言う、つまずいたところ

いいことばかり書くと嘘になるので、ハマったところも。

  • 最初の環境を整えるのが、いちばんの山。 「インストール」とか「設定」のあたりで、何度も「これで合ってる…?」と不安になりました。ここで多くの人が諦めると思います。逆に、ここさえ越えればグッと楽になります。
  • 指示が雑だと、結果も雑。 AIは賢いですが、エスパーではありません。「いい感じにやって」では、いい感じになりません。何をしてほしいかを言葉にする力は、結局こちらに求められます。
  • 思い通りにならず、やり直した回数は数えきれない。 でも、やり直すたびに少しずつ手応えが出てくる。この往復そのものが、作るということなんだと思います。

作ってみて、何が変わったか

いちばん大きかったのは、「頭の中の散らかり」が減ったことです。

やることはAI秘書が覚えていてくれる。決めごとも記録されている。だから私は「次に何をするか」を考えるエネルギーを、本当にやりたいことに回せるようになりました。

そしてもう一つ。「非エンジニアの自分でも、ここまでできるんだ」という手応えです。これは、ほかのどの副業でも味わえなかった感覚でした。稼げる・稼げない以前に、「使う側に回れた」という自信が残る。これが、いちばんの収穫だったかもしれません。


これから作ってみたい人へ:最初の一歩

ここまで読んで「自分もやってみたいかも」と思った方へ。最後に、具体的な一歩だけ渡します。

いきなり「すごい秘書」を目指さないでください。 まず、あなたが「これ毎回めんどくさいな」と思っている作業を、1つだけ選ぶ。 そして今日は、それをAIに普通の言葉でお願いしてみる。それだけでいい。

うまくいかなくて当たり前です。私も最初はそうでした。でも、その「うまくいかない」を一つずつ直していくと、ある日ふと「あれ、これもう手放せないな」という相棒になっています。

(一つだけ注意を。ツールの課金や、サービスの利用規約は最初に確認を。あと、パスワードや個人情報のような大事なものは、うかつにAIに渡したり、コードに書いたりしないこと。 ここだけは雑にすると危ないので、最初に気をつけてください。)

完璧じゃなくていい。まず、面倒ごとを1つ。そこから、私と一緒にゆっくり育てていきましょう。